話題の現代アート | 03月08日更新
現代アートの騒動について
現代アートの騒動ということで記憶に新しいのは「カオスラウンジ」騒動ではないでしょうか。
他人のイラスト作品などを無許可で切り裂き、コラージュしたりして加工を施し、販売して莫大な利益を得たと言われています。
また、現代アートは正直、古典的な美術に比べて、誰でも取っかかりが容易にできるという見方もあるのは否めないところで、つまりは「自称○○」で通用する事も可能であると言えるでしょう。
実際、クリーニングの際にもらう針金ハンガーや、トイレットペパーの芯、割り箸を使ったり、捨ててあるようなものを拾ってきて制作に利用しても立派なアートになることだって少なくはありません。
それが認められて有名になる人もいるにはいるでしょう。
似たような作風も多数あるという中で、誰が先に始めたかなどいわゆる著作権の問題などもあると思います。
それが「盗作問題に」発展していくケースもあるそうです。
確かに現代アートの定義付けは難しく、ジャンルの幅もとても広くて猫も杓子もという感じがないわけでもないですよね。
歴史にしっかりと残っている騒動としては「リチャード・マット事件」が挙げられると思います。
この事件は、同氏(架空の人物?)の作品「泉」(便器を横向きに置いたもの)を発表したが、展示を拒否されたということです。
この作品の本当の作者はデュシャンという人物で、アンデバンダン展という展覧会で、6ドルを支払えば「無審査」でなんでも展示できるということにおいて、物議を醸し出すことを目論んだと言われています。
このように芸術に関わる人々は時として強烈な個性を見せてくれるものだとわかる気がします。
それが結果的に騒動になることもあるのでしょうね。