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話題の現代アート | 03月08日更新

現代アートの彫刻とは?

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芸術には「彫塑・工芸部門」といって公募展などでも粗方部門が設けられていることが多いですね。
彫刻の定義とはなんでしょうか?
木、石、土、金属などを彫り込んで物の形を表現することとされているようですが、元来は具体的なものをモチーフとしてきたと思われます。
しかし近年の現代アートにおける彫刻ではこの限りではなく、抽象的な心象的なモノをモチーフとしたり、表現の形としたりしていると思われます。
Dan FLAVIN
新しい素材を用いたりで、古来の保存方法が効かなかったりと、いろいろと問題も多いと言われていますが、彫刻そのものを作成するというよりかは、空間をすべて作品にするということも現代アートの中で言えば「彫刻」と言えるのだと、何かの文献で書かれていたように思いますが、鑑賞期間が終われば解体して撤去ということも珍しくないとのことです。
それは「インスタレーション」という言葉で表現されることがあります。
「インスタレーション」とは、観客を内部に取り込む形でまさに空間そのものをすべて作品とみなす、と説明されているようですね。
また、音や光に頼らない素材を活かした作品となるようです。プロジェクションマッピング

後は、彫刻という意味合いからは少し外れてしまうかもしれませんが、「プロジェクションマッピング」というものも最近テレビなどでよく取り上げられているようですね。
今までのように、形として残せないもの、一定の期間しか鑑賞できないもの、それも現代アートの彫刻の特徴の一つなのかもしれません。
あるいは形のあるものにしてみても、難解で、見る人によって受け取るメッセージが真逆だったりと、なかなか面白いものがあるというのが現代アートの彫刻なのだろうか、と思います。

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